「ここから水が漏れている」と、
 浴槽周りをコーキングしている
 ご家庭がたくさんありますが・・・


 
 「水が漏れてる・・・」
   「しみだしている・・・」と、
 思っている浴槽周りの作りは・・・
 


中は空洞になっている事を案外知ら
れていません。


そして、この空洞部分は、
湯を抜く度に下から蒸気があがって
くるのです。
つまり、いくら上部をコーキングして
も湿気を避けることは難しいのです。

この写真のブロック付近が
大体土台の位置になるので、
湿気に強いブロックなのか、
湿気に弱い木地なのかで、
躯体(家本体)にかかる
ダメージが大きく変わります。



右図の様に、
「洗い場で流したお湯」は、
排水管から排水されています。

が・・・
 「浴槽のお湯」を排水すると、
 一旦「浴槽下の空間」に流れ出て
 排水口から徐々に排水管へと
 流れていきます。
 

要するに・・・・
 浴槽の排水は、
 
排水管に直接つながっていない
 のが普通です。

 





 
 洗濯機を載せる「洗濯パン」を想像して
 頂くと良いと思います。
 お風呂の場合、これをブロックやモルタルを
 使用して作っているわけです。

 そして、浴槽の排水口とこのパンの排水は、
 直接つながっていません。
 直接つなぐと空気が抜けない為に
 排水に時間がかかりすぎるのです。
 その為、一旦このパンの上に「ドバーッ」と
 お湯を流しておいて、除々に排水
する
 仕組みになっています。
 (これが一般的です)


 
と、いうことは・・・
 浴槽周りの目地をコーキングしても
 浴槽のお湯を抜く度に、
浴槽下の空間は
 お湯と蒸気で満たされて
しまう
のです。





  そして・・・
     システムバスになって、ようやく排水はトラップなどを介して
     排水口と直接接続されるようになったのです。
   
      *タイル風呂は、この土間にお湯が流れ出ているわけですね・・・
 
タイル風呂は、浴槽の下に一旦お湯が流れ出て・・・
 その後排水される作りが理解できると思います。


木下地で施工された
    「タイル風呂」は・・・


前述のとおり、水気や蒸気の影響を
モロに受けやすいのです


ブロックで施工された
     「タイル風呂」は・・・


蒸気・水気からの直接の影響は
少ないですが、「湿気る」ことには
変わりありません。

右写真の○印の部分ですが、
白いアクが浮き出てきています。

これは、浴槽周りから水が漏れ出し
たのではなく、前述の通り
排水の度に発生する蒸気・水気が壁
から染み出てくる時に、ブロックや
セメントのアクが出てくるのです。






 さて、
水気が染み出るということは・・・

 
その部分に木部があれば、そこが「湿気を吸って腐ったり」、
 「シロアリに浸食」されてしまう
確立が高くなるのです・・・。

高い確率で被害が大きい場所が
お風呂の出入り口にあたる
この部分です。


過去に何十件と浴室リフォームで「タイル風呂」を解体した経験から言える事は、
この出入り口の部分は、非常に高い確立で
       
「腐れ」もしくは「シロアリ」の被害を受けています。


 
 下図の
赤色太線部分が特に『腐れ』や『シロアリ』の被害を受け易い
 ポイントです。
 最悪の場合、柱の途中まで腐ったり、シロアリに浸食されて柱が「宙ぶらりん」に
 なっているので、柱を入れ替えたり、途中でつないだりします。



       上図赤●印部分で発見したシロアリの蟻道の写真です。
       勿論、この後、適切な処理を行っています。


 左写真はなんと「女王蟻」です。


 我が家では、あまりお目にかかりたく
 ないですね・・・。

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