「システムバス」を辞書でひくと、
 「ジェット噴流の出る浴槽・サウナ・オーディオシステム・テレビなど、
 さまざまな機能を備えた高級浴室。」 という意味だそうです。
 和製語なんですね・・・。

ここでは、システムバスについて、色々とお話ししたいと思います。



 
  床の移り変わり
  浴室の暖房
  システムバスのドアの種類
  窓の収まり
 


一般的に「ユニットバス」や「システムバス」
という名前を聞くと思い浮かべるものは
こんなお風呂ではありませんか?。


この様に「箱で出来上がっているもの」を
クレーンなどで吊って設置するものが
ユニットバスと思われている方が
結構いらっしゃいます・・・
  
 
・・・半分正解です・・・

しかしこのタイプは、リフォームの
仮設風呂で使用されているくらいです。
 
 
実際のところ、「システムバス」は下写真の様に、家の中へ
 
「部品を運び」組み立てていくのです。
 
 壁も
風呂の壁に貼り付けるのではなく、フレームにはめ込まれ、
 風呂の壁の中に「システムバス」という個体が建つというわけです。
 壁との間に空気の層ができるため、外気の影響を受けにくくなるメリットがありま
 す。



■床の移り変わり

 
 
2000年の介護保険制度開始と相まって、住宅内での事故が一番多く
 起こっている「浴室」のバリアフリーが求められるようになりました。

  



〜1998年(平成10年)頃
 
 いわゆる 
「段差のある仕様」です

 この頃から床のバリアフリーがうたわれ始めて、段差のあるタイプは
 急速に姿を消しました。現行では写真にあるタカラさんの「ミーナ」シリーズなど

 限られた機種が残っています。

 
 タイル風呂の床は目地から水分が染み込み一見乾いた感じになるのに対して、
 この当時のシステムバスの場合は床の上の水気が長時間残り、
 
拭き取らないと乾かないという欠点がありました。



1998年(平成10年)〜2000年(平成12年)頃
 
 ほぼ2年程度しか製造されなかった
「グレーチング仕様」です。
 グレーチング=溝・・・つまり、洗い場をバリアフリーにする為に浴室周りにぐるりと
 溝を設け、そこから排水されるような仕組みになっていました。

 しかし・・・
「溝の掃除が大変」と瞬く間に消えていきました。

 この後「ノングレーチング仕様」=「溝なし」タイプに移り変わっていきますが

 溝の変わりに傾斜させた床の勾配がきつくなり、そこがまた欠点となりました。



2001年(平成13年)〜

 
 ドアの敷居を工夫したり、敷居に「排水機能」や「パッキンによる水返し」を
 もたせる事で、
本当の意味の「バリアフリー」の洗い場が誕生しました。

 そしてTOTOさんが、「カラリ床」という、洗い場に残ってしまう水を
 自然に除去し、拭き取らずとも乾いてしまう床を生みだしました。

 この「水の表面張力を壊して洗い場に残る水を排水する」という発想は、
 他メーカーもとりいれて、商品開発が進められていきました。

 今では、システムバスの常識という風に、ほとんどんのメーカーが

 「撥水床仕様」
となっています。

 ここで、これまでのシステムバスへの不満が大きく改善されたといえるでしょう。

 

浴室の暖房

 
 
 このイラストの様に、冬場の居室と浴室の気温差が原因で、
 
「心臓」や「脳へ負担がかかることにより亡くなられる事故が、
 大変増加しています。

 実際、
交通事故で亡くなられる方の人数よりも多い事をご存知ですか?。

 この様な事故から身を守るためにも、出来るだけ
浴室か脱衣場には暖房
 取り入れることをお勧めします。
 居室との気温差を出来るだけ少なくする事が事故を未然に防ぐ効果があります。

 熱源は、電気式と温水式の2種類あります。
 
  浴室が暖まるまでの所要時間は「15〜30分」と、機能的な差は
  あまりないと言ってよいと思います。
  この15〜30分というのは、浴槽へのお湯はり時間とほぼ等しいのです。
  お湯はりするときに一緒に暖房を入れたら、お湯が張れたら風呂が暖まっている
  というわけですね。
 
  光熱費は、一般的に考えたら「温水式」のほうが安いですが、
  電化住宅の場合は、使用する時間帯などを工夫すれば、
  電気式も温水式とあまり大差がなくなると思われます。


『 温風やハロゲンヒーターで浴室を暖めるタイプ 』

 ●純正タイプは、天井へ埋め込みとなるので、
  仕上がりがすっきりと収まります。

 ●後付けタイプは、お部屋のエアコンの小さなものを想像して頂ければ
  良いと思います


 
 ●床暖房タイプは、床暖房にも「温水式」と「電気式」の両方のタイプがあり、
   一般的には電気式が使われています。
純正タイプ(電気式) 後付タイプ(温水式) 床暖房

 タイルのお風呂にも、既存のガラリや換気扇を利用して、
 後付出来る「電気式」の暖房もあります。
 効果は大きいんですよ♪

 費用は、どのタイプも「10〜15万」程度と、お考え頂くと良いでしょう。
 安全と快適を考えたら決して高くはないと思いますよ。

ここで・・・
 「松下さんの純正タイプ(電気式)」の暖房換気乾燥機を紹介します・・・。

 
こちらの商品は、
   衣類の乾燥・冬の入浴前暖房・夏の涼風(冷房ではない)・換気
など
 一台で4役を果たす、大変働き者の暖房換気乾燥機です。

 

 換気も(強/弱)
とあり、通常は「弱」で十分ですが、入浴後、速やかに湯気を
 換気したい場合、強を使用すると、すばやく浴室がすっきり換気できます♪。
 普通の換気扇に比べてパワーは大です。(換気音も「大」になります)

 
入浴前暖房は、約10分〜15分程度でお風呂場はぽかぽかになり、
 ゆったりした気分でお風呂場へ入れます。

 
衣類の乾燥ですが、雨の日にはとっても重宝します。
 シャツ、下着、タオルなど、約2時間〜2時間30分で乾きます。

 なんといっても、秘密兵器は、
カビシャット運転です。
 
 カビシャットをリモコン(写真3)で選ぶと、浴室内にとりつけた
 「nanoe(ナノイー)発生ユニット(写真2)」
から、「nanoe(ナノイー)イオン」
 発生して、浴室内の嫌な匂い消して、なおかつ、浴室内のカビを発生しにくくする
 という優れたものです。
 
 「nanoe(ナノイー)イオン」は、乾燥運転時にも発生
して、
 衣類に付着した匂いまでも、とってくれます。
 このナノイー、最近では松下さんの空気清浄機にも採用されていますので、
 名前を聞いたことがある方もいらっしゃることでしょう。

  今のところ松下純正品のため、他メーカーへの供給は難しいのですが
  不可能ではありません。良いものは、やっぱり欲しいですからね♪
 

システムバスのドアの種類

 
 システムバスのドア一つでも色々な種類があります。
 どのメーカーも標準では「折れ戸」となります。

 2002年頃、「片引き戸」が誕生しました。
 ドア一枚分の開口幅が確保できるようになり、それ以降、3枚引き戸は
 「車椅子介護」が必要なケース以外、使用頻度が少なくなりました。

 片引き戸は、3/4坪の場合、間口によって幅が足らず取り付けできません。
 その代わりとして、「2枚引き戸」が誕生しました。
            ↑
      こちらもTOTOさんが先駆けて、2005年よりラインナップされました。
 
標準仕様の折れ戸 開き戸 お勧めの片引き戸
2枚引き戸
内開きの為、中で人が倒れ
ドアにもたれかかった場合、
ドアが開けられず、
救助に手間取る等の理由で
あまり使われなくなりました
3枚引き戸

折れ戸 開き戸 片引き戸 2枚引き戸 3枚引き戸
価格差の目安 標準 12,000 +62,000
+80,000
+80,000
*毎日使うものですので、きちんと考えてプランしましょう。
お勧めは片引き戸です。

窓の収まり
 
 以前は、システムバスへリフォームする場合、窓の取替えは必須でしたが、
 2002年頃から「既設の窓」を使用して、システムバスを収める事が可能
 となりました。←これもTOTOさんが先駆けてラインナップ。

 窓の取替えと外壁の補修等で「6〜10万」程度の費用がかかる為、
 出来上がりなど考慮して検討して頂くと良いかと思います。

@窓を取り替えるケース
  巾が一回り小さい窓に取り替えます。

A既設の窓を利用するケース
 アタッチメント(写真矢印部)を使用して、既設の窓が使用できるようにします。
 これが無いと、既存のタイル風呂の壁が丸見えになってしまいます。







 システムバスの壁と窓の間には「隙間」が 出来るので、このように窓枠を
 取り付けることになります。

 ちょっとした出窓みたいな仕上がりになりますので、
 少しばかり、物を置いたりするカウンター代わりに使用できます。


 ですから、無理に出窓にしなくても良いというのが我々の考え方です。


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